剣道/検索結果(発行順):85件  
   
日本ではじめて身体から思想した男
円明流継承者が読み解く

武蔵『五輪書』の剣術

●書籍
●四六⋅並製
●272ページ
●1,944円(税込)
●ISBN 978-4-7899-0077-5
●2014.06.23 発行
購入数

この商品の特長

剣を学ぶ我々は宮本武蔵に何を学ぶべきなのか。真の武蔵の思想、武蔵の価値を明らかにするために、剣術家が剣術書として『五輪書』を読み解く。武蔵こそは日本ではじめて身体から思想した男だった。

著者の紹介
赤羽根 龍夫 
神奈川歯科大学名誉教授(哲学)。江戸時代の技をそのまま現在に伝える名古屋⋅春風館道場に通い柳生新陰流、円明流、尾張貫流槍術などを学ぶ。現在は春風館関東支部長として鎌倉、横須賀で「新陰流⋅円明流稽古会」を主宰し、指導。著書に『柳生新陰流を学ぶ』『武蔵「円明流」を学ぶ』(ともにスキージャーナル)、『武蔵と柳生新陰流』(集英社新書)、『作家のこころを旅する』(冬花社)などがある。
赤羽根 大介 
貫流槍術、柳生新陰流師範、尾張円明流第十七代継承者。春風館関東支部において父龍夫とともに指導する。共著に『新陰流軍学「訓閲集」』『武蔵「円明流」を学ぶ』『武蔵と柳生新陰流』、神戸金七編『柳生の芸能』『宮本武蔵「円明流」桜山家伝書の研究』(ともに春風館文庫)などがある。
主な内容

宮本武蔵は己の精神を高めることに腐心した求道者ではなく、ただ敵に勝つこと、敵を切ることをとことんまで求めた武士だった。その思想は、文武両道を否定し、江戸の武士道とも真っ向から対立する。よく言われるように『兵法家伝書』を参考にしながらも「活人剣」を否定する武蔵の剣は「精神の剣」ではく「身体の剣」なのである。

名古屋⋅春風館道場において柳生新陰流とともに武蔵の円明流を修め、円明流継承者と認められた筆者らが、春風館で発見した『円明三十五ヶ条』や、それをもとにした『兵法三十五箇条』、そして『五輪書』の成立過程を明らかにし、武蔵の言行や思想の変遷をたどりながら、その人物、剣術、そしてたどりついた極意を明らかにする。永年武蔵研究を続けてきた筆者の集大成、ついに刊行!

【目次】
第一章 三種類の「三十五ヶ条」
細川忠利と武蔵
忠利が武蔵を熊本へ呼んだ理由
『円明三十五ヶ条』の発見
『兵法三十五箇条』はなぜ書かれたか
「万理一空」を最後に置いた理由
『円明流兵法三十五ヶ条』の成立時期
「厳の身」に関する誤解

第二章 「地の巻」─武蔵の兵法論
武蔵は文武両道を否定する
武士の武士たるゆえんとは
武蔵の「大なる兵法」の限界
武蔵の二刀論
武蔵が重視した身体の鍛錬
コラム? 一刀か二刀か

第三章 「水の巻」(一)─武蔵の身体論
兵法心持ちの事
兵法の身なりの事
目付の事
太刀の持ち方
歩みの事

第四章 「水の巻」(二)─武蔵の剣術論
構えと間積り─「構えるな!」
下から切る太刀筋
構えあって構えなし
拍子の事
太刀を当てる
太刀にかわる身
敵を突く
多敵の位
直通の位

第五章 武蔵の極意論
『兵道鏡』と「直通の位」
『円明三十五ヶ条』と「万理一空」
『五輪書』と「惣体自由」

第六章 「火の巻」─武蔵の戦い方
場の次第
先を懸ける
渡を越す
剣を踏む
「口伝」について

第七章 「風の巻」─他流批判
形を学ぶ意味
「観の目」の養い方
足運びは常の道を歩むがごとし
コラム? 「観の目」「見の目」

第八章 「空の巻」─吉川英治『宮本武蔵』
「万理一空」の「空」とは?
『五輪書』にはない「万理一空」

第九章 兵法において早きこと悪しき
現代剣道では失われた「拍子」
「拍子」とは何か
『兵法家伝書』と『五輪書』の拍子
なぜ構えてはいけないか
拍子と早さの関係
五輪書のテーマは早さの否定

付録 柳生本『円明三十五ヶ条』(春風館蔵)翻刻


■Amazon.co.jpでお求めの方はこちらから
円明流継承者が読み解く 武蔵『五輪書』の剣術

BACK
top